今回のお話は、水草水槽の人にはあんまり関係のない話。
というのも「一度使った底床の再利用の仕方」です。
水草水槽の場合は底床にソイルを利用することが多いと思います。
ソイルは土を固めたものですので、汚れたからといって水洗いして再利用することはできません。
ところが、底床に「大磯砂」や「ボトムサンド」を使っている場合は、洗ってまた使うことができるんですよね!!
というわけで、今回は汚れた底床を洗って再利用するお話。
底床を洗う?
「汚れた底床を掃除するって、プロホースとかで吸い出すことでしょ?」
まったくその通り!!
糞や水草のかけら、餌の食べ残しなど日々の掃除については、プロホースなどを用いて吸い出すことで掃除が完了します。
水作 プロホース L 関東当日便 |
ただ、今回は「底床を洗う」というお話です。いったいどんな場面で底床を洗うのか?
水槽のリセット時など!
実は1ヶ月半ほど前ですが水槽のレイアウトを変更しました。
変更前は前景にボトムサンド、後景にソイルを敷いていたのですが、レイアウト変更後はすべてをボトムサンドに変更。
【スドー ボトムサンド 5kg コリドラスなどに最適】スドー ボトムサンド 5kg 【コリドラ… |
水槽内の流木や石、生体を全て取り出して、底床もすべて出して、ガラス面を清掃して、底床を敷いてレイアウトし直して、飼育水や生体などを戻す・・・
数ある工程の中で想定外だったのが「ボトムサンドとソイルが混ざってしまった」ということ。
新しいレイアウトにはソイルを一切混入させたくなかったので、新しいボトムサンドを購入して敷くことにしました。
水槽のレイアウトチェンジは無事に完了。
残すは、ボトムサンドとソイルが混ざってしまった物体を、どう処分・再利用するか!?
ボトムサンドが乾かない!
ボトムサンドとソイルの分離は、バケツの中で地道にふるいにかけて分けました。すごい地味でツライ作業でした・・・
分離後、綺麗に洗浄したボトムサンド、あとは乾かすだけなのですが、これがなかなか乾かない。
ベランダなどに広げて乾かせる環境であれば、レジャーシートなどに広げて乾かすことが出来るのですが、お隣さんと一体になっているベランダなのでそれも出来ません。
風が吹いてとなりに砂が流れたらご迷惑ですしね。
かと言って、部屋の中で乾かそうにも砂を広げるスペースもないし、もしも躓いて砂が散乱とかになったら・・・考えるのもイヤです。
バケツに入った湿ったボトムサンドを眺めていて、ふと思いました。
「そうだ、除湿機で乾かそう!」
除湿機すごい!!
除湿機といっても、もちろんバケツの隣に置いておくだけでは乾きません。
ポイントは「除湿+送風」です。
バケツに新聞紙を差し込む
まず、バケツに古新聞を差し込みます。
※写真はすでに乾いたあとです。
写真では抜いてしまいましたが、中心部にも新聞紙を筒状にして挿していました。
新聞紙を併用することで、砂の水分を吸い出してくれます。
吸いだした水分は除湿機の送風で乾燥し、順次水分を飛ばしてくれます。
送風をダイレクトに当てる!
そして、除湿機からの送風は新聞紙と砂にダイレクトに当てます。
ちょうど捨てずにとっておいたプロホースの箱がいい感じでした笑
除湿機の送風口から、バケツの中にダイレクトに風が送られるように、風の通り道を作ります。
新聞紙が濡れた砂から水分を吸水し、除湿機からの送風で乾燥させ、空気中に飛散した水分は除湿機が吸い取る。
この完璧なサイクルで、バケツという省スペースで濡れた砂を乾燥させることが出来ます!
バケツ内の砂は、表面が乾いたら内側の濡れた砂を掘り起こす必要があります。
1日数時間、2~3日で完了
1日に2時間~4時間程度、2日ほど繰り返して乾燥させると、じっとり濡れていたボトムサンドもこんなにサラサラになります!
完全にサラサラですね。
濡れたまま保管しておくとカビが生える可能性もあります。
乾燥させて保存しておけば、いざ別の水槽を立ち上げるときにもすぐに使えますね。
500グラムずつ、小分けして保存することにしました。
まぁ、こんな面倒なことしなくても新しく買ってしまえば良いのですが・・笑
砂っていつゴミに出せばいいのかわからないですしね笑
あとがき
今回は除湿機を利用しましたが、実は除湿機を使わずに、卓上扇風機でも簡単に乾かすことが可能です。
こちらのほうが手軽かと思います。ぜひお試しくださいね!!
コメント