みなさんはアクア用品ってどこで買っていますか?
近所の熱帯魚屋さんで購入する人やネット通販で購入する人がほとんどだと思います。
そういった専門ショップで売られている商品は、より使いやすくより便利にと考えられたもので、機能やデザインも洗練されています。
ただ、メーカーも利益を挙げなければ存続できないので、お値段もそこそこします。
デザインやコレクション性を重視して道具を揃えている人もいると思いますが、見た目はそんなに重視しない、その場しのぎでもいいから安く済ませたいという人もいると思います。
そんな人の強い味方が、100円ショップ!
近所にアクアショップがないという人でも、100円ショップはあるのではないでしょうか。
今回はそんな100円ショップで買える雑貨で「水槽内隔離箱」を作りたいと思います。
お時間あるかたは動画でもご覧いただけます!
隔離箱ってなに?
隔離箱とはその名の通り、一部の魚をその他の魚から隔離させたい場合に使う小部屋のようなものです。
隔離箱の用途としては、産卵を控えたペアを隔離する、病気の魚を隔離する、稚魚が他の魚に食べられないように隔離する・・・など。
隔離箱の種類としては、水槽の外にかけるタイプと、水槽の中に設置するタイプがあります。
※ほとんどが本水槽の飼育水を共有するものなのですが、病気の魚を隔離する場合は薬浴などさせると思いますし、飼育水をシェアするのは良くないと思うので別途水槽やプラケースを用意したほうが良さそうです。
今回紹介する自作隔離箱は水槽内に設置するタイプ。
隔離箱内の水質悪化も気にしなくていいズボラなメンテナンスフリーな隔離箱です。
これが自作隔離箱だ!
だいたい予想どおりかと思います!笑
この隔離箱をつくるのに必要なのは、
- メッシュ状に穴の空いたプラ容器
- コードをまとめるツイストタイ
の2つです。合計216円!
失敗から生まれた隔離箱
ちょっと余談ですが、この隔離箱はある失敗から生まれました。
それは隔離箱の水没です。
100円ショップで買える雑貨で隔離箱を作るのは誰もが考えることです。
そして多く人は、透明な食品保存容器(タッパー)を使うのではないでしょうか?
実際に僕もそうしていました。
タッパーに入れて水槽内に浮かべておけば水温管理もしなくていいし楽だ!と思ったのです。
しかしタッパーだと問題がありました。
それは中の水が循環しないため水質悪化するということ。
その問題を解決すべく、タッパー容器に無数の穴を開けました。
水没しました。
そのほかにも、
- ふわふわ浮いてて邪魔
- 固定すると水位の変動に対応できない
- ガラスぶたが閉まらない
- 透明なので中の魚が落ち着かない
など、さまざまな問題がありました。
それを一気に解決するのが、今回の隔離箱です。
メッシュ状のプラ容器が便利!
今回は透明なタッパーではなくて、メッシュ状に穴が空いたプラスチック容器を使っています。
まず何が便利かというと、側面がメッシュ状なので通水性が抜群!!
特に今回はシャワーパイプ近くに設置したので、隔離箱内の水は常に入れ替わります。
さらには透明ではなくて白いプラスチックなので、下からはまったく見えず、横からも中の様子が見えづらくなっています。
つまり隔離箱の中にいる魚のストレス軽減に!!
水位に応じて高さを変更できる!
今回隔離箱の固定に使ったのが「ツイストタイ」というアイテム。
複数のコードをまとめる便利な道具です。
これが意外としっかり&弾力のある作りで、隔離箱の固定にぴったり!
ちょっと見づらいですが、隔離箱と水槽を挟みこむだけで、意外と強力に固定できます。
隔離箱の穴の大きさによっては、ツイストタイの先端を穴に通してしまったほうが良いかもしれません。
水位に応じて高さを自由に変えられる(ツイストタイの届くところまで)ので、便利!
余ったツイストタイは、
こんな感じで、水槽まわりのコードもすっきり!(本来の使い方です)
ガラスぶたも使用できる!
水槽の淵から少し下げて設置することで、ガラスぶたもちゃんと使えます。
ガラスぶたは水の蒸発を防いでくれるし、万が一の地震の時にも水漏れを軽減してくれます。
魚の飛び出しも防いでくれるので絶対設置したいですね!
稚魚の隔離にも!
今回つかったプラ容器はメッシュの穴から稚魚が出入りすることが出来ます。
自由に泳げない稚魚には向かないかもしれませんが、ある程度泳げるようになった稚魚にとっては、大きな魚が入ってこられない隠れ家になります。
油断していると吸い出されちゃうかもしれませんが笑
もし稚魚に遊泳力がなければ、細かいメッシュ状の袋などを内側に入れるなど、工夫をすれば大丈夫!
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