この記事をシェアしませんか?

6000円台で作る男前90cm水槽台!OSB合板とワンバイ材でDIYしてみた

水や底床を入れた水槽というのはとても重たいもので、水槽を設置するにはその重量に耐えられる『水槽台』が必要となります。

また日本は地震大国ですので、「揺れ」に対しても強度がなければいけません。

市販の水槽台は当然それらの問題はクリアされていると思いますが、大きな水槽台になればなるほど価格も跳ね上がりますね…

水槽一式を揃えるのにお金がかかって、水槽台は買えない!

市販の水槽台のデザインが嫌い!

自分の部屋にあったサイズの水槽台が欲しい!

そんな方は、水槽台を自作してしまうのはいかがでしょうか?

今回「ワンバイ材」「パイン集成材」「OSB合板」という、ホームセンターで売っている木材を使って、90cm幅の水槽台をなんと6,000円台でDIYしてみました!

天板にパイン集成材、扉や側板などはOSB合板で囲っているので、男前&ナチュラルな雰囲気の水槽台に仕上がります。

DIYが好きな人、時間のある人、安く頑丈な水槽台を作りたい人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

設計図&木取り図をPDFでダウンロードできるようにしますので、よければご参考ください。

なお、実際に制作・使用される場合は自己責任でお願いします。

そして、今回の水槽台制作はYouTubeで全5回の動画としても公開しています!

そちらも合わせてご覧いただければ嬉しいです。記事中に動画を埋め込みつつご紹介していきます。

ビバアクアのYoutubeチャンネルはこちら
チャンネル登録よろしくお願いいたします!

水槽台制作に使用した道具

まず始めに、今回の水槽台制作で使用した道具というか、DIYツールをざっとご紹介。

水槽台制作道具

水槽台制作道具

写真で見ると「えーこんなにいろいろ揃えないといけないの!?」と思われるかもしれませんが、普段DIYをされている方なら持っているものばかりかと思います。

これからDIYを趣味にしていきたい!と言う方は持っていて損はないツールばかりなので、この機会に買ってみるのも良いのではないでしょうか。

特にDIYでよく使う木材であるツーバイ材やワンバイ材で、中心を出したりビス打ちの際に便利な定規「ツーバイフォー定規」はオススメ。

前置きが長くなりました。

それでは制作の流れを見ていきましょう!

水槽台を自作しよう!

水槽台に限らず、DIYで家具系を作る際には設計・木材の購入・カット・組立・塗装等といった工程が必要となります。

ちょっと長くなりますが、順番にご紹介します。

設計図はかならず描こう

まずは作る水槽台の設計図を描きましょう。

設計図を描くことで必要となる木材の量を算出することができ、購入する際にも無駄がなくなります。

ただ、ホームセンターで売っている木材は寸法がある程度決まっています。

その規格に合わせて設計すると、余計なカットや寸足らずで材料不足になることも防ぐことができます。

今回は『ワンバイ材』という寸法の決まった木材を使いますので、そのサイズを元に設計するようにします。

水槽台の設計図

ワンバイ材というのは、良く『ツーバイフォー住宅』なんてのを聞きますがこの「2x4」という木材の半分の厚さが「1x4(ワンバイフォー)」というサイズです。

ワンバイフォーの具体的なサイズは厚さ19mm、幅89mm、長さ1820mmとなります。

もうひとつ、骨組みとなるワンバイ材の他に、扉や側板、底板に使うために『OSB合板』というものを使用します。

こちらは「サブロク板(サブロクバン)」という規格の大きな板から切り出したいと思いますので、どのようにカットするかを設計図から算出します。

水槽台の木取り図

どのように切り出すかを書いたものを「木取り図(きどりず)」と呼びます。

サブロク板はホームセンターでカットしてもらうので、事前に用意した木取り図を担当の方に渡すとスムーズです。

サブロク板は幅が約910mm、長さが約1820mmですので、無駄なく使うにはこの寸法を元に設計するのも方法の1つです。

「設計の段階でこんなに面倒なの!?」と思われるかもしれませんが、最初の設計は本当に大事です!

ココで計算間違いがあると余計な出費がかさんでいきますので、電卓とにらめっこして、じっくりと時間をかけて作りましょう。

なお、木材を切る際にノコギリの刃の厚さ分は粉となって消えます。木材を切るたびに3mmほど消えることも考慮して設計図&木取り図を作りましょう。

設計図および木取り図を作ると、必要となる木材の数が算出できます。

準備ができたらホームセンターへ行きましょう!

木材を買いに行こう

ワンバイ材のサイズを元に設計図と木取り図が完成したら、ホームセンターに木材を買いに行きます。

サブロク板の切り出しは、ホームセンターのカットサービスを絶対に利用しましょう!

自分でノコギリで切ることもできますが、長い直線を切るのはとてもむずかしいです。

そもそも大きな板を持ち帰るのも大変です笑

ホームセンターのカットサービスは、動画を見ていただくとわかりますが巨大なマシンで一気に直線を切っていきます。精度もバッチリ!!

ホームセンターでカットした木材

ワンカット50円ほどなので、絶対に利用したいサービスです。

また、サブロク板だけではなくワンバイ材などの角材もカットしてもらえます。

カットに自信がない方や時間を節約したい方は切ってもらったほうが早いですね。

サイズは過信するな!?

さて、ちょっと話はそれて、ホームセンターなどで売っている木材はある程度規格が決まっているのですが、表記されているサイズを鵜呑みにするのはちょっと危険です。

例えばサブロク板。

一般的に「910mm x 1820mm」とされますが、実寸は多少前後します。幅が909mmとかだったり、わずかに寸足らずな場合もあります。

ワンバイ材も全てが同じサイズとは限りません。

木材と言うのは収縮や膨張も起きますし、全ての木材が100%表記通りの寸法というのはまずありえません。

これはホームセンターが悪いとかそういう話ではなく、そういうものだということで納得しましょう笑

メジャーを持参して購入前にサイズをチェックするというものアリです!

ワンバイ材はネジレや反りをチェック!

また、ワンバイ材のように薄くて長い木材は「反り」や「ねじれ」が起きやすいです。

反りやねじれがあると木材を組むときに歪みの原因になりますので、木材を購入する際には必ず反りやねじれをチェックします。

具体的にはワンバイ材同士を重ねてみて、浮いてる箇所があったらどちらかの木材(もしくは両方の木材)が歪んでいるということになります。

通路が広ければ床に置いてチェックすることもできます。

これも時間をかけてじっくりと選びましょう!

なるべく節(ふし)のないものを!

そして、ワンバイ材のもう一つのチェックポイントは「節(ふし)」です。

ワンバイ材はSPFという比較的やわらかくて加工のし易い木材なのですが、節の部分はとても硬いです。場合によっては電動ドリルでも穴が開かないくらい硬いです。

節の多いワンバイ材を買ってしまって、運悪くネジ穴と節が重なってしまうと、ネジ止めをすることができなくなります。

また、節が多いと木材がねじれやすくなるようです。

そうならないためにも、なるべく節のないものを選ぶようにしましょう。

ついでに、松ヤニ(茶色いベタベタしたやつ)がないものを選びましょう。

設計図通りに木材をカットしよう

ホームセンターのカットサービスを利用した場合は必要ありませんが、自分で木材を切る場合は設計図にそって正確にカットしていきましょう。

先ほどの動画にあるように、木材をノコギリでカットすると、結構な量の木屑と、結構な騒音が発生します。

本当は屋外で作業できればよいのですが、屋内で作業する場合は注意しましょう。

カット作業自体は設計図に従うだけなので単純な作業です。

ノコギリを使って切っていると「DIYしてる!」という気分になって、なんか高まります笑

治具を作る?

直角固定治具

ワンバイ材をカットして出る端材で、治具(ジグ)を作ります。

水槽台の土台や支柱を組む際に直角を出す必要があり、直角に組んだ状態で固定するための治具を作成しました。

「差し金」という直角の定規を活用すると簡単に作ることができます。

土台と支柱を組み立てよう

カットしたワンバイ材を、設計図通りに組み立てていきます。

先ほど作った治具などを活用して、土台と支柱をそれぞれ組み立てて行きましょう。

水槽台の骨組み

木工用ボンドで仮組みをしていくのですが、木工用ボンドはかなり強力!!

なので接着するまえに、それぞれのパーツが正確に組まれているか、よくチェックしてください。

土台は水平な床において、四つ角がしっかりと接地しているか、支柱はねじれたり傾いたりしていないか、細かくチェックします。

反りやねじれがあった場合は、修正しましょう。

問題が内容であれば、木工用ボンドで接着し、クランプなどを使って圧着、その後コーススレッドを打ち込んでいきます。

水槽台の骨組み

土台と支柱を組み、水槽台の骨組みが完成しました。

さらに、背板や側板も組み立てていきます。

側板を圧着する方法

ひどい状態ですが、圧着中です笑

本当は大きなC型クランプなどを使いたいのですが、持っていなかったのでクリップタイプのクランプと重りで固定しています。

ソリやねじれはカンナで修正

前述したとおりワンバイ材に反りやねじれは付き物なのですが、実はあまり吟味して購入しなかったせいで、反りやねじれがヒドイ…

これらのせいで、仮組みしても傾いてたり土台がねじれていたりと大変な思いをします。

反りや捻れを修正するには、カンナをかけて地道に平らにするしかありません。

どうしても修正できない場合は新たに部材を購入して差し替えることも検討しましょう。重たい水槽を乗せるものなので、妥協は厳禁!

天板を研磨&ニス塗りしよう

骨組みに底板、背板、側板を貼り付け、残すは天板と扉の取付です。

特に天板ですが、水槽台という用途である以上、防水加工をしなければなりません。

防水加工にはニスを使うのですが、今回は「水性ウレタンニス」というものを使います。

油性ニスと水性ニスの良いとこ取りをしたという、使い勝手がよく人気のニスです。

水性ウレタンニス

買ってきた天板にいきなりニスを塗るのではなく、まずは天板を紙やすりで研磨します。

天板にはパイン集成材という綺麗な板を使っていますが、それでもニスを塗る際にはヤスリがけをしなければなりません。

ダイソーのハンドサンダー

使う紙やすりは240番と400番です。

まず240番の紙やすりで全体をすべすべにしたあと、400番の紙やすりでさらにツルツルにしていきます。

ダイソーで買ったハンドサンダーが便利でした。

天板を紙やすりで研磨したら、きれいな布で表面の木屑を拭き取り、ニス塗りをします。

水性ウレタンニスは原液のままで使用しますが、少々水道水を加えると塗りやすくなります。

パイン集成材にニス塗り

写真は3度塗りを終えたところです。

ニスを塗って乾燥させ、400番の紙やすりで優しく研磨し、表面の粉を拭き取り、さらにニスを塗り乾燥させ・・・という作業を繰り返します。

実は初めてのニス塗りなのでどのくらい重ね塗りすればよいのかわかりませんでした。

だいたいこのくらいでいいかなーという感じで、3度塗りで完成とします。

水槽台仮設置

扉をつけていませんが、こんな感じで収納イメージ。

完成が待ち遠しいです。

天板の取り付け

天板はダボで固定

実は動画では触れていないのですが、天板はダボで取り付けています。

写真の中央にあるポッチ。これがダボで、木でできているので「木ダボ(もくだぼ)」です。

天板が乗る枠に、ダボを打ち込んで、天板の同じ位置にもダボが入る穴を開けて嵌め込んで固定します。

このときあると便利なのが以下の道具。

木ダボ用の穴を開けるビットと、

天板の同じ位置に印をつける事ができるマーキングポンチ。

この2つはセットで買いましょう。

注意しなければならないのは、木ダボにはサイズがあって、ビットとマーキングポンチも同じサイズで揃える必要があるということ。

つまり直径8mmの木ダボを使う場合は、8mmのビットと8mmのマーキングポンチが必要となります。

扉を取り付けよう

最後に、扉を取り付けて完成です。

実は扉を取り付けるかどうか最後まで悩んだのですが、見た目の問題から取り付けることにしました。

まずは幅910mmのOSB合板を半分にカットし扉とします。

水槽台本体には扉を取り付けるための加工をします。

扉を付けるには「蝶番(ちょうつがい)」というヒンジを使います。100均で購入しました笑

蝶番を取り付ける位置をノミなどを使って彫り、蝶番を取り付けます。

蝶番を取付け

なかなか大変な作業です。

ワンバイ材は柔らかいので加工は楽なのですが、OSB合板はなかなか削るのが難しいです。

さらには柔らかいワンバイ材といえど節の部分があると厄介です。

ドリルを使って加工していたのですが…

ドリルが折れた

ドリルが折れてしまいました。

ちょっと無理な使い方をした自分が悪いのですが、ドリルは横からの力に弱いので気をつけましょう。

扉という可動部分を付けるのはとても難しかったです。

スライド蝶番という便利なアイテムもあるのですが、今回は扉が薄いために使用できませんでした。

微調整を繰り返しながら、なんとか扉を取り付け完了です。

水槽台の完成!!

90cm自作水槽台

先ほどの動画の最後にもありましたが、大人が上に乗って揺らしても大丈夫な、しっかりとした水槽台が完成しました。

見た目もOSB合板の塊が置いてあるような、ナチュラルで男前な水槽台に仕上がりました。

90cm自作水槽台

枠組みはすべてワンバイ材でできています。

もちろん水槽台の重さを支えるにはワンバイ材は頼りないので、支柱となる部分はワンバイ材を2枚重ね、また、後ろの支柱はL字に組むことで強度をあげています。

天板を支える上枠は中央に補強を入れています。

水槽台のヒンジ

不安だった扉の取り付けも上手くいったと思います。

蝶番は正面から見てもほとんど目立ちません。

僅かに見えるシルバーがいいアクセントになっています。

90cm自作水槽台

背板部分は上下にスリットがあり、コードやホースなどを通せるようにしています。

天板裏に電源タップを設置すれば見た目もスッキリします。

天板の奥行きは36cmですが、骨組みの厚さなど差し引くと、内部はそれほど広くはありませんでした。

それでも12リットルのバケツがすっぽり収納できるので満足です。

90cm自作水槽台

扉の裏にはJASのマークが残っています。男前。笑

使った材料や費用はいくら?

さて、気になる費用、そして使った材料は?

名称 サイズ 単価 個数 価格
木材 ワンバイ材 19x89x1820 189 7 1,323
パイン集成材 19x910x360 1,890 1 1,890
OSB合板 9x910x1820 1,166 1 1,166
サービス料 木材カット 50 5 250
消耗品 木工用ボンド 108 1 108
紙やすりセット 108 1 108
水性ウレタンニス 130ml 971 1 971
コルクシート 108 1 108
スチール蝶番 108 2 216
コーススレッド 3.8x32mm 540 1 540
木ダボ 8mm 193 1 193

材料費や消耗品、カット代などを合計すると6,873円(税込み)でした!

消耗品はすでに持っているものなどがあれば、さらに安くなりますね。

設計図・木取り図PDFダウンロード

近日公開!

あとがき

今回、水槽台を自作することになった経緯は、現在のベタ水槽を設置しているのが折りたたみテーブルで強度的に不安だったことと、水槽用品の収納場所を作りたかったという理由からです。

ですので、幅90cm奥行き36cmの水槽台といっても、90cm水槽を設置することは考えておらず、もし90cm水槽を設置する場合はもっと強度をあげないといけないと思います。

なので90cm水槽を設置したい人は自分で設計し直してくださいね。

大人が乗って揺らしても大丈夫だったので、ベタ水槽3つ&小型水槽くらいは設置できそう。

そして、一度「水槽台を作った」という経験から、同じタイプの水槽台なら簡単に増やしていけると考えています(パイン集成材は1枚余ってるし)。

費用的には6,000円ちょっとと、正直微妙な所。

水性ウレタンニスとか消耗品も含んでいるので、次回は5,000円以下で作れるかな?90cmの水槽台が5,000円なら安いですよね。

ただ、動画の最後にも言っていますが、市販の水槽台を買ったほうが手軽だし安心です。

自分で設計から行うのはかなり大変でした!

大変でしたけど、楽しい時間でした!笑

DIYとか好きな人にはオススメですが、時間が惜しい人は市販品・既製品を買ったほうがよいですね。

なお、今回の水槽台制作にあたり、以下のサイトを参考にさせていただきました。

水戦イヌイクサ 90センチ水槽用自作水槽台製作方法
現時点ではアクアリウム関連のDIYのみ掲載しています。現在のアクア環境はヘアーグラス×青龍石のベーシックな石組み水槽(30c)にてシュリンプ系を飼っているだけです。
90cm水槽にピッタリサイズな水槽台 – caDIY3Dオフィシャルサイト

必読です!!

スポンサーリンク
instagram&YouTubeやってます!

instagram&Youtubeやってます!

インスタではブログに載せていないキュートなフォト満載で更新しています!
フォローやコメントお待ちしてます!

Instagram

Youtube「ビバアクアch」ではアクアリウム用品のDIYやハックを始めとした熱帯魚関連の動画をアップしています。
ぜひチャンネル登録をお願いします!!

最新動画

この記事をシェアしませんか?