水槽の小さなマスコットとして、また水槽の苔取り生体として人気の高いミナミヌマエビ。
より苔取り能力の高いヤマトヌマエビもいますが、ミナミヌマエビは『水槽内で繁殖が可能』という大きなメリットがあります。
そしてミナミヌマエビの繁殖はとっても簡単。
今回は誰でもできるミナミヌマエビの繁殖水槽を作ってみます!
この繁殖水槽は我が家で実際に立ち上げた水槽で、稚エビも抱卵個体も元気に育っています。
見慣れないモノが入っていたり、普通の水槽には入ってるものが無かったりしますが、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです(*‘ω‘ *)
また、今回はYouTubeに動画もアップしています。お時間ある方はそちらもご覧ください!
用意するもの
今回はミナミヌマエビ繁殖用水槽として、30cmキューブ水槽を用意しました。
写真では分かりづらいですが、GEXグラステリアBZを使っています。ブラックシリコンのかっこいい水槽です。なんと2,000円以下で買えちゃう!
いきなり話がずれてしまいました・・・
今回使用したのはこちら。
- GEXグラステリアBZ300キューブ(30cmキューブ水槽)
- 水作パネルフィルターW(水槽内フィルター)
- ニチドウ ノンノイズS100(エアポンプ)
- ウィローモス(底床の代わり&エビの餌)
- 100均の猫よけ
エアポンプは後日水作水心SSPP-3Sに変更しました。
ヒーターは使用しません。
冬場でも人間が生活できる程度の室温であれば無加温で飼育することができます。
ただ近年猛暑が続いているので、夏場のクーラーは必要かもしれません・・・ミナミヌマエビは低温よりも高温に弱いと思います。
ソイルも使用しません。
ソイルの代わりに底床にはウィローモスを敷き詰めます。
ベアタンク(ソイルや砂利を敷かない)だとエビが落ち着かないですし、ウィローモスはエビのエサにもなります。
あ、大事なものを忘れてました!
ミナミヌマエビを10匹くらいご用意ください。
うちではミナミヌマエビをダイソーのプラケースで飼育していたので、このエビと飼育水を使います。写真の水草は使いません。
水槽のセッティング
それではセッティングをしていきましょう。
生体(ミナミヌマエビ)は一番最後に、充分な水合わせを行ってから投入します。
フィルターの設置
まず水槽にパネルフィルターを設置しエアポンプを接続します。
薄型のフィルターなので側面に設置すると正面から水槽を眺めたときに鑑賞の邪魔になりません。
水道水を入れます
次にカルキ抜きをした水道水を入れます。
あとでウィローモスを入れていた水と、ミナミヌマエビを飼育していたプラケースの飼育水も入れていきます。バクテリアはここから供給します。
もしゼロからミナミヌマエビの飼育をする場合は、生体を購入した際の飼育水を使うと良いでしょう。
水を数日エアレーションします
水槽内のバクテリアを増やすために数日間エアレーションをして水を回します。
僕の場合ですが、30cmキューブ水槽の2/3くらいの水量(約18リットル)に飼育水2リットルを加えて、1日エアレーションをした状態でミナミヌマエビを投入しました。
ウィローモスを底面に固定する
ウィローモスは水中にふわふわと漂ってしまうので、底面に固定します。
固定するのに使用したのは100均で購入できる猫よけです。
これを水槽の内寸にカットして、底面に固定します。
ただ、この猫よけも水中に沈まないので(笑)、風山石を使って固定しました。
これでウィローモスが水中を漂うことはありませんし、ミナミヌマエビも自由にウィローモスにアクセスすることができます。
ミナミヌマエビを投入
充分に水合わせを行い、ミナミヌマエビを投入します。
動画では親エビ稚エビをあわせて30匹ほど入れました。
初期投入する数が多ければ繁殖も早いと思いますが、10匹程度でも雄雌揃っていれば問題ないかと思います。
これでミナミヌマエビ繁殖水槽は完成です。
フィルターはずっと稼働させ(エアレーションし続け)ます。
導入時にいた抱卵個体からも稚エビが孵化したほか、1ヶ月以上経ったのちに新たな抱卵個体や稚エビが確認できているので、無事に繁殖ができているようです。
メンテナンスについて
1ヶ月間メンテナンスをせずにいたのですが、死んだミナミヌマエビは1匹も確認できませんでした。
ただ、鑑賞の面から前面ガラスの苔を落としたのと、ウィローモスの中に溜まったエビのフン、パネルフィルターの汚れなどを掃除しました。
エサはウィローモスで充分足りているようですが、たまにコリドラスのエサなどを適量与えています。
動画でご覧になりたい方は
以下からご覧いただけます。
パート①~④まであるので、のんびりとご覧いただけると嬉しいです。
エビの映像が満載です笑
もしよろしければチャンネル登録、高評価お願いいたします。
コメント