こんばんわ、ビバ(@vivarium79info)です。
みなさん水槽内のコケ取りといえば貝類を思い浮かべると思いますが、貝のなかでも最強のコケ取り能力を誇ると言われる「フネアマガイ」をご存知でしょうか?
多分ご存知ですよね。有名だし・・・
今回はこのフネアマガイについてのお話です。
フネアマガイの内部構造や、水槽への移し方をご紹介します。
フネアマガイとは?
体長2~3cmの、横から見ると丸みを帯びた平べったい半球状の貝です。
苔をよく食べてくれるので、水槽内でのコケ取り生体としてよく知られています。
ガラス越しに見ると円に近い楕円形です。
とても吸着力が強いため、ガラス面から剥がすときは注意が必要です。
ショップなどでは1匹400円ほどで販売されています。
水槽への移し方
大変吸着力が強いので、無理に剥がそうとすると生体を傷つける、最悪死なせてしまいます。
まずは他の生体と同様、水合わせを行います。
ショップのビニール袋にしっかりと張り付いてしまった場合は、
- ビニール内の水を水合わせ用の容器に移す
- フネアマガイの張り付いている箇所をビニール袋ごと切り取る
- ビニールごと水合わせ容器に入れ水合わせをする
水合わせ中には容器に張り付いてしまうかと思います。
水槽へ移すときは無理に剥がさず、水合わせに使った容器をそのまま水槽に沈めて、フネアマガイが自分で水槽内に移動するまで気長に待ちましょう。
うちの環境では30分ほど放置していたらいつの間にか水槽内に移動していました。
フネアマガイを無理に剥がすと…
今回はじめてフネアマガイを導入したのですが、無理に移動させようとしたため1匹死なせてしまいました。
この記事の最後にYouTube動画を載せていますので、詳細はそちらをご覧ください。
フネアマガイのみならず、吸着力の強い貝類は無理やり動かすと体を傷つけてしまいます。
フネアマガイも真上に引っ張ると殻と身が剥がれてしまいますし、前後左右に動かすと貝殻の構造から身を切断してしまうようです。
フネアマガイの貝殻の構造
フネアマガイは1枚貝で、貝殻の先端部に内臓などを収納するスペースがあります。
そして内臓の下には鋭く尖った段差がありました。
フネアマガイの断面図
こちらは貝殻の形状などから判断したフネアマガイの断面図です。
この赤丸部分が剃刀の刃のようになっていて、強く吸着した状態で無理に動かすと、身を切断する形になります。
左右に揺すって剥がす方法が一般的かと思っていたのですが、実際に貝殻の形状を見てみるとそれもやめたほうが良さそうです。
あとがき
今回2匹購入して、1匹を死なせてしまいました。
しかしおかげさまで貝殻内部の構造などを確認することができ、フネアマガイの水槽への移し方など、確かな情報を得ることができました。
今回の出来事はYouTubeに動画にして公開しています。
お時間のある方はそちらをどうぞご覧ください。
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