アクアリストを悩ませるのが「こけ」。
せっかく作った景観を、想定外のこけが生えることで台無しになってしまいます。
こけと言っても様々な種類があります。
なかでも、厄介なのが「黒髭苔」。ヒゲ状ゴケと呼ばれるものです。
安定した水槽にも発生するという曲者で、うちの水槽も悩まされています。
石についたり、
流木についたり、
水草に付いたりします。
今回、この忌々しいヤツラを「木酢酢」を用いて除去しようと思います。
2倍希釈の木酢液を用意する
ネットで紹介されていたヒゲ状ゴケ駆除の方法が「2倍希釈の木酢液を塗布する」というもの。
希釈っていうのは薄めるってことですね。
100mlの木酢液に100mlの水を加えれば、2倍希釈の木酢液の出来上がりです。
今回使用した木酢液がこちら。
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いろんな木酢液が売っているのですが、なかでも比較的安いものです。
「原液」と書いているものの、商品によっては濃度が異なるようで、もともとが薄かったら効果が出なさそう。
でも比較するわけにもいかないので、原液を信じて2倍に希釈して使うことにします!
準備しよう
作業としては、
- 水槽内の石・流木・水草を取り出す
- 2倍希釈の木酢液を塗布する
- 付着した木酢液を洗い流す
- 水槽に戻す
という流れになります。
脳内シミュレーションをして、必要な物は以下のとおり(うちの場合です)。
- 大きめのトレイ・・・取り出した石・流木・水草を入れる
- 大きめの計量カップ・・・2倍希釈の木酢液を作る
- バケツ・・・木酢液を洗い流すために飼育水を確保しておく
- 歯ブラシ・・・木酢液を塗布する
ホントは刷毛があれば便利ですが、歯ブラシでもなんとか。
作業開始!
とりあえず、作業時間は2時間位をみて、作業開始です。
作業中の写真は・・・ありません笑
必至だったので!
あ、すべてのものを取り出すので、レイアウトを完全に復元したい人は事前に写真を撮っておくと良いかも。
もしくはこの機会にレイアウト変更も可能ですね。
石・流木・水草を取り出す
うちの水槽はそんなに入り組んだレイアウトではないのですが、いかんせんいろんなところにヒゲ状ゴケが発生していたため、すべての石・流木・水草に対処しました。
水草については、流木に活着させたアヌビアス・ナナは取り出しやすいのですが、アマゾンソードは抜くわけにも行かず、思い切って全カットを敢行。
以前同じく丸坊主にした際は復活したので、今回もそれを期待です。
頑張ってくれよ・・・!
ストレーナースポンジも外す
ここにも大量にコケが生えていたので、これも外します。
前回メンテナンスハックを行っていたので、外すのもラクチンでした。
短い間とはいえスポンジなしになるので、フィルターをいったん止めます。
万が一の備えで。
木酢液を塗布する
続いて、取り出したものに木酢液を塗布していきます。
石は計量カップに入るサイズであればドボンして30秒ほど漬けるだけ。簡単です。
流木は大きく複雑な形状ですが、歯ブラシで丹念に塗布していきます。
ウィローモスが活着している場合でも、そのまま上から塗布していきました。
30秒~1分ほど放置し(といっても、塗布範囲が広いのでどんどん時間が経っていきます)、飼育水で洗い流します。
アヌビアス・ナナについても歯ブラシで・・・・
ってめっちゃ面倒くさい!!
幸いトレイが深かったので、カップ麺にお湯を注ぐように木酢液を注ぎかけて終了。
こちらも30秒ほど放置し、飼育水で洗い流します。
水槽内に戻す
木酢液を洗い流したものは順次、水槽内に戻していきます。
お魚さんたちは相当ストレスだろうなぁ・・・
コリドラスなんて隠れ家が無くなっちゃうし、エビなんて木酢液の中から発見されるし(生きてました)。
そもそも水換えも伴うから、ほんと時間あるときにしか出来ないですね。
水槽内に紅葉が・・・
水槽を元に戻したあと、景観に変化が現れました。
おぉ・・・
秋ですなぁ・・・
てか、こんなにコケが成長するまで放置してごめんなさい・・・
こんな感じに、黒ヒゲだったのが赤髭に変わりました。
一部は白ひげに変わりました。
こうなると、ヤマトヌマエビが食べられる状態だそうです。
うちにはミナミヌマエビしかいないんですけどね。
これにて、いったんヒゲ状コケの除去は終了!
あとは再繁殖を防ぐために、こまめにメンテナンスしていきたいと思います。
コメント
[…] 黒ヒゲゴケ除去!2倍希釈木酢液を試すと水槽に紅葉の季節が訪れたアクアリストを悩ませるのが「こけ」。 せっかく作った景観を、想定外のこけが生えることで台無しになってしまい […]