当ブログでは「究極のブラインシュリンプ孵化分離器」をペットボトルで自作する記事が人気なのですが、自作するのも面倒くさい!!と言う人もいると思います。
今回は自作する必要もなく、100均で買える「あるもの」を使ってブラインシュリンプ孵化器にしてしまおうと思います。
その「あるもの」とは、コレ!!
わかりますか?
これは「ドリンキングジャー」と呼ばれるもの。
メイソンジャーというガラス瓶が流行ったことがあるのですが、それの蓋にストローを刺す穴が空いたものです。
中に好きなドリンクを入れてストローで飲むとオシャレ!!ってやつですね。
この「蓋に穴が開いてる」のを見ると、ストローじゃなくてエアチューブを刺したくなりますよね?
というわけで、今回はこのドリンキングジャーを使ったブラインシュリンプ孵化器をご紹介したいと思います。
「ドリンキングジャー式ブラインシュリンプ孵化器」だと長いので、ボトル式孵化器とでも呼びたいと思います。
ドリンキングジャーはセリアやダイソーで買うことができます。
動画でもご覧いただけます!
ボトル式孵化器で用意するもの
用意するのはドリンキングジャーと、使わなくて持て余したエアストーン、それと余ったエアチューブ。
より便利に使うにはストレートプラグ(継手)があると、エアポンプとの接続などが楽です。
蓋にエアチューブを通します
さっそく作っていきましょう。
蓋を外してエアチューブを通し、エアストーンを取り付けます。
蓋の穴にはシリコン製っぽいパーツが付いています。
エアチューブを通すとこのくらい隙間が空きます。空気が抜けるので丁度よいですね。
エアストーンの高さを調整したい場合は結び目をつければある程度調整できます。
ストレートプラグの代わりにL型プラグを使う方法もありますが、汎用性がありません。
塩水を用意します
ブラインシュリンプを沸かすための塩水を用意します。
これはみなさんやっていると思いますが、ペットボトルに事前に作っておく便利です。
というのも都度塩水を付くのは、水量によって塩の量も計算しないといけないので面倒なんですよね・・・
ペットボトルなら1.5リットルで30gの塩です。
- 500ml・・・10g
- 1000ml・・・20g
- 1500ml・・・30g
ですね。
テトラもニチドウも、同じ濃度の塩水を使います。
計量には0表示機能のあるクッキングスケールが便利です。
ブラインシュリンプエッグを少量加えます
ニチドウのブラインシュリンプエッグには計量スプーンが付属していました。
スプーン1杯で2ccとのことですが、そんなたくさん沸かさないのでごく少量で。
蓋をセットして完了
最後に蓋をセットして完了です!
ドリンキングジャーはガラス製なのでどっしり重みがあり、安定性が高いです。
構造上ヒーターで水温調整はできないので、日当たりの良い場所で一晩放置したいと思います。
冬など寒い時期にはヒーターと水を入れたプラケースなどにドリンキングジャーごと入れてしまえば水温調整が可能です。
こうやって持ち歩くと思わず飲んでしまいそうですね。
24時間語、無事孵化!
窓際に置いて24時間放置したところ、無事にブラインシュリンプが孵化していました。
常温(室温)でも十分孵化するものですね。
こんな感じで一箇所に集めて撮影しました。
このままスポイトで吸い取っても良いし、漉し器で濾して採取でもOKです。
今回は漉し器で採取することにしました。溢れないように漉し器にあけていきます。
ガラス瓶などに水をなみなみと入れて漉し器をセットします。
浮かんでいる卵は殻、かな?ジャマですよね・・・
LEDなどで一箇所に集めてスポイトで吸い取ります。
ブラインシュリンプを待っているのはこの子。
スカーレットジェム。
1匹しかいないので、ブラインシュリンプもほんの少量で良いのです。
3日ぶりの食事でした。
エビも水槽に同居してるので、ひょっとしたら稚エビが犠牲になっているのかも
抱卵してたエビもいつの間にか卵がなかったので、無事出産したことを祈りつつ・・・
あとがき
100均のドリンキングジャーを使ったボトル式孵化器、予想よりも孵化率が高くて、少量のブラインシュリンプを孵化させるにはなかなか良い方法でした。
採取するとき漉し器などを使うといろいろ洗い物が増えるので、スポイト採取のほうが簡単かな・・・
今回使ったブラインシュリンプエッグと塩はこちら!
他にもいろいろなブランシュリンプの孵化器を自作・実験しているので、興味があればご覧ください。
動画でもご覧いただけます!
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