熱帯魚の飼育、とりわけ繁殖時に欠かせないのがブラインシュリンプです。
卵から孵化したばかりの稚魚はヨークサックと呼ばれる栄養の入った袋を持っているため餌は不要ですが、ヨークサックを使い切ったあとはインフゾリアなどの微生物が必要となります。
そこからもう少し成長した稚魚に適したエサがブラインシュリンプです。
孵化したてのブラインシュリンプは体長が1mm程度、ぴょこぴょこと水中を泳ぐため、稚魚の格好の餌となります。
飼っている熱帯魚が産卵した場合、育て上げるにはブラインシュリンプは欠かせません。
でもブラインシュリンプって用意するのが面倒ですよね。
ここでは、ブラインシュリンプエッグを孵化させるための「ブラインシュリンプ孵化器」および孵化したブラインシュリンプを卵の殻と分離させる「ブラインシュリンプ分離器」についての記事をリストにしています。
ぜひご自身にあった方法でブラインシュリンプを孵化させてみてくださいね。
ペットボトルで作るブラインシュリンプ孵化分離器
当サイトで一番人気なのがこの「100均で作る究極の自作ブラインシュリンプ孵化分離器」の記事です。
素材は手持ちのエアチューブや100均で購入できるものを使って、自作しています。
改良版では水槽用ボンドを使ってより堅牢で耐久性のあるものになっています。
基本の作り方および分離方法
水槽用ボンドを使った改良版
少量をこまめに孵化!皿式ブラインシュリンプ孵化器
こちらはいわゆる「皿式」と呼ばれるブラインシュリンプの孵化方法です。
毎日こまめにブラインシュリンプを沸かせたい人はこちらのほうが良いかも。
100均とエアストーンで放置できるブラインシュリンプ孵化器
最近100円ショップでよく見かける、蓋にストローを刺す穴がついたガラス瓶。
こちらを使ってエアレーション&放置でブラインシュリンプを孵化させます。
あとがき
ブラインシュリンプは基本的に塩水に浸けて24時間後に孵化します。
なので、毎日2回稚魚に与えるためには2つの孵化器を使う必要があります。
また、ブリーダーなどでない限り、一度にほしいブラインシュリンプは少量で足りるはず。
一度に大量にブラインシュリンプを孵化させて保存できれば良いのですが、ブラインシュリンプは孵化後12時間で栄養分の入ったヨークサックを使い切ってしまいます。
稚魚に与えたいのはこの栄養たっぷりの孵化したてのブラインシュリンプなので、やはりこまめに少量を孵化させたいところ。
それを考えると、簡単に少量のブラインシュリンプをコンスタントに孵化させるには皿式の孵化器2つ使うのが良いかなぁと思います。
100均のトレーなどを使えばコストも工作する時間もかからないし、手入れも簡単です。
ネコとか別の動物を飼っている場合や小さなお子様がいる場合は、イタズラしないように注意が必要ですが笑