なんていう声が聞こえてきそう。
ベタの稚魚を育てる際に、ある程度育ってきた段階で親魚を隔離するのですが、ベタの場合ホントウに一生懸命子育てしているので、隔離するのがちょっと可哀想になります。
それでもね、お腹すいたあまり稚魚を食べちゃったりしたら困るのでね・・・
心を鬼にして隔離です。
ちょっとボケボケですが、左に親魚、右のプラケースには稚魚を入れています。
この隔離を行うときに、ちょっとしたハプニングがありました。
隔離したのに稚魚が同居!?
そう、なぜか隔離したはずの親魚と一緒に、稚魚が泳いでいたのです。
しかも十数匹も!!
親を掬ったときに、ちゃんと確認したんだけどなぁ・・・
でも原因はすぐにわかりました。
どうやら掬ったときに、親ベタが稚魚を口の中に蓄えていたようなのです。
隔離後に、落ち着いてから稚魚を吐き出した、ということですね。
それにしても、1匹2匹ならまだしも十数匹も・・・
そんなに子どもたちと離れたくなかったなら、隔離するべきじゃなかったのかなぁ。
スポイトで、稚魚水槽へ
しかし、いつまでも親ベタと一緒に入れておくわけにもいきません。
親ベタと一緒にいたら、ブラインシュリンプをあげられないのです。親が先に食べちゃうから。
そんなわけでスポイトで1匹ずつ吸い出すわけですが、このときも親ベタの愛情あふれる行為を見ることができます。
それはスポイトへの執拗な攻撃!
手に衝撃が伝わってくるほどの攻撃、口撃?
カツッ!カツッ!と音までします。
さすが闘魚・・・これって指とか攻撃されたら結構痛いかも。
子を守る親の姿に感動・・・しつつも容赦なくスポイトで吸い出します。
すべて移し終わると、なんだか悲しそうな親ベタの姿。
ちゃんと育てるから許しておくれ。
と、翌日確認するとまだ2匹ほど稚魚がいました。
まだ匿ってたのか笑
稚魚の隔離は泳ぎ出してから?
そんな愛情溢れるベタの子育てを見ていると、果たして隔離するのは正しいのか、ちょっと不安になってきます。
一般的に稚魚と親魚を分けるのは、稚魚がヨークサックの栄養を使い果たして泳ぎ始めたら、と言われています。
でも、この段階でも親魚は泡巣から離れた稚魚を口に含み、泡巣に戻すんですよね。
これはどういう行動なのでしょう?
泡巣(浮草)に稚魚の餌になるインフゾリアが湧いているからなのか、外敵から守るためなのか。
稚魚の遊泳力が強くなってくると、親魚は稚魚を捕まえられなくなってきます。
その状態まで観察していたのですが、稚魚を食べてしまうということは無かった(口に含んだ稚魚は泡巣の下で吐き出されていた)ので、稚魚と親魚を隔離するのは遊泳力が強くなってからでも良さそう。
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